今Tenmaruにできること—被災でお困りの企業さまや若手人材の皆さまの育成サポート

20240111

年始の挨拶もままならず、皆さまもご存知の通り、年明け早々に令和6年能登半島地震が起き、大きな被害が発生しています。
この記事を書いている今現在でも、被害の状況は未だ全貌が明らかとはなっておりません。

被災された皆さまにおかれましては心よりお見舞い申し上げます。

被災地の方、また被災地にご縁のある方はもちろんのこと、続く羽田空港での痛ましい航空機事故の発生により帰省の足への影響が出るなど、日本全国において、大変な1年の幕開けとなってしまった2024年。
心が不安定になった方も多いと聞きます。

私自身も1月6日の香川から羽田の便が前日に欠航になり、急遽、新幹線を手配し直して東京に帰ってきました。
私たちにできることのひとつは一日一日を大切に日々の生活を送り、日本経済を回し、それぞれが可能な支援をしていくことなのではないでしょうか。

目次

能登半島地震で思うこと

町並み

私事ではありますが、高校生1年の当時、地元香川で阪神大震災を経験しております。もちろん神戸などの被災中心地に比すべくもないことですが、海を隔てて隣県での震災。大きな揺れを経験いたしました。

東日本大震災の際にも、東京での勤務の中、大きな揺れを経験し、その後の機能不全や日常生活の制限を余儀なくされました。
当時、採用のお手伝いをしていた企業さまでも営業時間短縮や人材不足による影響で業績不振に陥ったケースを目の当たりにしました。
そんな中、置かれた状況で自分にできることを粛々と進めていくしかありません。

いずれの災害時にも大きな不安と困りごとを抱え、震災が生活にもたらす大きな影響を実感いたしました。私以上に大きな被害を受けた地域は、どれほどの困難を抱えていたことでしょう。

大きな災害は、日本中どこでも起こる可能性があるものです。今回の能登半島地震は、私にとって遠くで起こった出来事ではなく、私のいる場所と地続きの震災です。

うまく言えませんが、他人ごとのように「お悔やみ申し上げます」と言うものではなく、「私たちの震災」だと感じています。

被災支援で考えること

ビルと空

今回の震災では、たとえ支援が目的でも。震災直後は不用意に被災地に出向いてはならない、という考えが広く周知されたように思われます。

震災に見舞われた直後の被災地で、素人の我々にできることはほとんどありません。かえって迷惑をかけることになってしまいます。

大きな災害が起きるたびに、日本人の災害リテラシーは着実に向上しています。
東日本大震災では、千羽鶴を送ってはいけない論争などもありましたね。
もちろん何も起きないに越したことはありませんが、起きた出来事から学びを得ることは大切です。

ボランティア精神はとても素晴らしいものです。
しかし、それが自己満足や言葉だけのモノになってはいけない―被災地域の皆さんにとって、本当の意味で「必要とされる」もの、「力になれる」ものでなければ意味がないと思うのです。

弊社Tenmaruに、私、諸戸にできることは何かと、頭を絞りました。

そこで「組織づくりのお手伝い」というコーポレートミッションに沿って動くことが、なによりお力になれるのではないか、と考えました。

震災を乗り越えた先に

PCを打つビジネスパーソン

震災で被害に遭われた企業さまにおかれましては、まさに今、目の前の事態を乗り越えようと尽力されているときではないかと思います。
大きな災害に見舞われた際、先々のことを考えるのはとても難しいことです。「それどころじゃない」というお声も聞こえてきそうです。

しかし、混乱が収束したのち、復興への道のりが始まります。雇用を維持し、経済を回していかなければなりません。そのためにも企業さまには元気でいていただきたいのです。

企業の元気は、組織の力。弊社Tenmaruがお手伝いできる領域です。

年始のこの時期、来年度入社予定の新卒さんを迎え入れる準備を始める企業さまが多数ありますが、被災地域の企業さまにはそんな余裕もない、手が回らない、というケースも多いのではないでしょうか。

そんな震災の影響でお困りの企業さまのお力になりたいのです。

育成の重要性

教える様子

これまで何度も人材育成の大切さをお伝えしてまいりました。

育成を怠ると組織づくりは難しくなります。組織が成長しないと利益を得ることができず、育成に費用をかけるのが難しくなります。育成ができなければ人材が育たず組織を作れなくなります。

組織が機能していなければ離職も多くなり、人材が足りなくなり、利益を上げるのが難しくなり、そして採用に費用をかけることができなくなり―

この悪循環に陥っている企業さまも多く見受けられます。

卵が先かニワトリが先か、という話にも似ておりますが、ここはできればご縁あって就職してくれた、今いる人材を大切にし、しっかりと育成していただきたい、と強く願っております。
そのための新人教育・育成は必須です。

12の社会人基礎力

それでは、新卒社員・若手人材にとって必要な教育とは何でしょうか。
12の社会人基礎力についても、繰り返しお伝えしております。

社会人基礎力とは
引用:経済産業省「人生100年時代の社会人基礎力」説明資料

「社会人基礎力」とは、
「前に踏み出す力(主体性・働きかけ力・実行力)」
「考え抜く力(課題発見力・創造力・計画力)」
「チームで働く力(発信力・傾聴力・柔軟性・状況把握力・規律性・ストレスコントロール力」
の3つの能力、12の能力要素です。

職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力として、経済産業省が2006年に提唱したものです。

社会人基礎力は、あくまでも「基礎」です。
その人を動かす「OS」のようなものとお考えください。

新人研修と聞くと、名刺交換や電話の取り方などを思い浮かべる方が多いかと思います。そして、これらを一通り終えて、後はOJT(オン・ザ・ジョブトレーニング)で教えていきます、という企業さまも多くあるかと思います。

面倒見の良い優れた先輩と共に現場で働きながら学ぶOJTも有効な育成方法のひとつではありますが、「社会人基礎力」の項目をすべて確認しながら進めていくには、あまりに個人の資質に頼り過ぎているところがあります。

「社会人基礎力」は、その名の通り、すべてのビジネスパーソンが身につけるべき、基礎となる力です。入社後3年間くらいを目安とし、若手社員の頃にしっかりとインプットすることが、本当の意味での「育成」スタートラインなのではないでしょうか。

ご縁あって就職してくれた若手社員、会社主導で「社会人基礎力」をインプットしていくことが、より良い組織づくりに繋がると信じております。

震災で被害を受けた企業さまに伝えたいこと

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弊社は組織づくりを通じて社会に、そして日本の未来に貢献することを目指している会社です。

私どもは、この度の震災をきっかけに、新卒人材・若手人材育成やキャリアプランに不安を感じている経営者さま、人事担当者さま、新入社員や若手人材の本当の意味での「チカラ」になりたいと考えております。

弊社が提供できるのは、「未来につながる組織づくりのお手伝い」です。

そこで、令和6年能登半島地震をきっかけに、新卒採用・育成・内定やキャリアに問題を抱えた企業さまや、学生・若手ビジネスパーソンの皆さまにとっての迅速な問題解決をお手伝いするため、以下の要領で無料相談会を開催いたします。 

お受けする相談内容の例

  • 2024年卒人材あるいは若手人材の内定を出しているが、予定変更の必要があり課題を整理したい
  • 2024年卒人材あるいは若手人材の内定を出しているが、内定辞退を申し入れられ困っている
  • 2024年卒人材あるいは若手人材の内定を出しているが、研修計画が実行できそうにないので他の方法を考えたい
  • 自身が学生あるいは若手人材で、内定先が被災地にあり不安である
  • 自身が学生あるいは若手人材で、家族や自分自身が被災したため就職や学業について不安がある
  • 自身が学生あるいは若手人材で、被災により経済状況が悪化したため、就職活動や学業の方針転換が必要かもしれず悩んでいる

こういったお困りごとを抱えている企業さま、就職を予定する学生もしくは若手社員の皆さまはTenmaruにご相談ください。
また、周囲に対象の方がいらっしゃる場合は活用の呼びかけにご協力ください。

弊社は「育成」「人事」「採用」を包括的に手がけ、「未来につながる組織づくり」を目指す会社です。被災地域の企業さまが、自らのチカラで稼働するまでの道のりを、ともに伴走しサポートいたします。

若手人材/新卒予定者/学生さんご自身からの相談もお待ちしております。
若手人材のキャリアプランは、日本の未来を支える重要なパワーです。震災によって就職先でのキャリア構築に不安を感じる、就職活動のプラン変更を余儀なくされたなど、自身のキャリアに関することなら、きっとお力になれると思います。

また直近では、「一人ひとりに合った学びの場を。実践的ワークで今日から活かせる!社会人基礎力でワクドキ組織をつくるオンライン公開講座」の10回目、2024年3月5日(火)開催「新卒2年目に向けた行動指針策定研修」 を実施いたします。

この講座では、1年間の経験を振り返り、自身の課題を洗い出し、2年目の行動指針を策定します。上記でも申し上げた通り、より良い組織を目指すうえで人材育成は欠かすことができません。多くの費用と時間をかけて採用した貴重な新卒社員を、若手実力派社員へと成長させましょう。

このような形で、今Tenmaruができることに注力してまいります。

組織の未来は若手社員が担います。Tenmaruでは育成を通じて組織づくりのお手伝いをいたしますので、必要な企業さまがあれば、お声かけください。

どうぞよろしくお願いいたします。

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