ファイナンシャルプランニングで人生設計!社員のライフキャリアプランを応援しよう!

20241015

すっかり秋めいて過ごしやすくなりました。そろそろ紅葉も見ごろになってくるでしょうか。

一方で、我が家は子どもたち2人が交互に風邪をひき、バタバタとした日々を過ごしています。季節の変わり目で体調を崩されている方が、周りにちらほら出てきていますので、寒暖差による体調管理には特に気を付けて過ごしたいものですね。

さて、Tenmaruでは組織づくりのお手伝いとして、さまざまな育成プランや研修等を取り扱っております。

そのなかでも最近、お問い合わせが増えてきたのが、ファイナンシャルプランニング研修

今回は「ファイナンシャルプランニング研修(以下FP研修)」がなぜ求められているのか、何を学ぶ研修なのか、そして企業がFP研修を取り入れる意味とその効果についてお話しいたします。

目次

大切な社員だからこそ、ファイナンシャルプランニングを!

ご存知のとおり、ファイナンシャルプランニングとは、人生を生きるうえでの総合的な資金計画のことです。

お金のプランをするイメージ

具体的には、結婚、出産、不動産、老後資金といったライフステージにおいて必要な資金、収入支出のバランス、貯蓄運用から年金に至るまで、人生に関わる「お金」をプランニングしていきましょう、ということですね。

夢をかなえながら人生を全うするためには、どうしてもお金が必要になります。別に大きな夢もないしお金持ちになりたいわけじゃないし自分には関係ないわ、と思われる方もいるかもしれません。

しかし、これは利殖で大もうけしましょうとか、貯金をしましょうという話ではなく、「人生計画」の話です。つまり、ファイナンシャルプランニングは、本来、すべての人に必要なのですね。

会社で「FP研修」を取り入れる意義

PLANと書かれた木のブロック

「なるほど確かにファイナンシャルプランニングは必要かもしれない。しかし、それはあくまでも自己責任の範疇であり、会社で研修をする必要はあるのか」ー
そのように感じる方も多いかと思います。

その考え方も理解できます。しかし、そもそも人はなぜ仕事をするのでしょうか。もちろん生活をするためであり、収入を得るためです。そしてそのお金で人生を全うするためです。

会社で働くことの意味そのものが、ファイナンシャルプランニングであるとも言えるわけですね。

会社、組織とはそこで働いてくれる人、そのものです。働く意義を考えれば、会社でファイナンシャルプランニング研修を取り入れるというのは、むしろ必要なことなのかもしれません。

これからの時代を生きる社員たちのために

人生100年時代。かつての年功序列と終身雇用、そして退職金が約束された時代は終わりました。年金制度も時事変わりつつあります。
会社が社員の人生を背負う代わりにすべてを捧げなさい、という考え方はとっくに過去のものになりました。

会社は社員の人生に責任を取ることはできません。しかし、だからこそ社員ひとりひとりがしっかりとファイナンシャルプランニングを立て、自分の人生を全うしてもらうため、マネーリテラシーを高めてもらいたいものです。

昨今、ファイナンシャルプランニング研修が企業に選ばれているのは、今の時代だからこその、会社なりの「責任」ということなのかもしれませんね。

マネーリテラシーを高めよう!

では実際の研修の内容をご紹介する前に
そもそも「FP研修」とは、何を目的にした研修なのでしょうか。

支出について考えるイメージ

もちろん人生の資金計画を立てましょう、ということなのですが、大きな目標として、「マネーリテラシーを高めましょう」というものがあります。

マネーリテラシー。調べてみますと経済的に自立してより良い生活を送るために必要なお金に関する知識や判断力となります。

研修では、知識や判断力を養うことは勿論なのですが、それ以上に「お金に関する意識」を持っていただきたいのです。

やりたいことの実現や老後に向けて収支を改めて見直し、必要な資金を貯蓄することであったり、働くことで得られる社会保険制度などの仕組みを知ることで将来に備える知識をつけることは非常に重要です。

また資産をどのように運用するかにおいても、せっかく稼いだお金を銀行に預けっぱなしでは何もうまれません。NISAやiDeCoといった個人向け金融商品が大きく取り上げられ、資産形成に積極的な人が増える一方、他人事と思っている人もまだまだ多くいるのが現状です。

お金に関する「意識」を高めることで、ファイナンシャルプランニングをし、人生設計していこう…と、そのように感じていただけること、これが「ファイナンシャルプランニング研修」で得られる効果なのですね。

ファイナンシャルプランニング≒キャリアライフプラン!?

色鉛筆

ここまでお伝えした内容で、お気づきの方もいるかもしれませんが、ファイナンシャルプランニングというのは、キャリアライフプランと大きく領域が重なっています。

キャリアとは、その人が継続して生きる過程、全てを指す言葉です。

どのように生き、どのようなキャリアを重ねていくのか、結婚、出産、家を買うといった人生のステージをどのような計画で迎えるのかということには、これらすべてにおいて当然「お金」が必要になってきます。
人は、人生の目的を果たすために働き、お金を得ます。そのお金を使い、人生のキャリアを積み上げていきます。

ファイナンシャルプランニングとは、つまりキャリアライフプランと相互に影響し合い、ひとつとなるものです。

会社が社員の成長を後押しできることはさまざまにあります。スキルアップのための研修やキャリア開発など、それらは会社に貢献してくれるすべて社員のより良い人生のためでもあるはずです。

このように社員の自己実現は、キャリアと密に関わってくるため、「FP研修」を取り入れる企業が今後ますます増えてくるのではないかと考えています。

ファイナンシャルプランニング研修1~人生の目標とライフステージ

オレンジ色のホーン

それでは弊社で実施した「FP研修」の中身を一部、ご紹介いたします。

まずは「人生の目標」についてです。
これは大豪邸に住みたいとかそういう夢想的なものではなく、何歳くらいまでに結婚したい、子どもが欲しい、家を買いたいといった現実的で、かつ、自分が人生に必要だと感じることですね。それらについて、どれだけのお金がかかるかを考えていきます。

それぞれのライフステージで必要な金額と、収入、そして必要な貯蓄額などが見えてくるでしょう。

皆さまは「この年齢になったら結婚していて、子どももいるのかな」といった漠然としたイメージを具体的に思い描けているでしょうか。そのために必要なお金はどれくらいか、考えたことはあるでしょうか。
そして、人生の目標を達成したとしても、そこで人生が終わるわけではありません。

セカンドキャリアとも呼ばれる老後の生活が待っています。
豊かで実りある老後を迎えるにはどれくらいの資金が必要で、そのためにできる準備は何なのか、皆様はしっかりと把握されているでしょうか。

そのようなことを考えていただく内容になっています。

ファイナンシャルプランニング研修2~お金の知識を得よう!

人生の目標のためにはお金がかかることと、その金額もはっきりしてきました。それでは、必要金額を得るためにはどうすれば良いのか。

手持ちのお金を増やすためにできることは2つしかありません。出ていくものを減らすか、収入を増やすか、です。

まずは収入についてしっかりと把握していきましょう。
会社から支払われるお給料から源泉徴収という形で、いろいろなものが引かれています。それらの正しい読み方、可処分所得について学んでいきます。

自身の給与の使い方も確認し、無駄な支出を把握します。出ていくものを減らすわけですね。

また貯蓄についても学びます。積み立て金額に対して目標金額を貯蓄するのにどれだけかかるのか、貯蓄を収入から捻出するにはどう考えればいいのか。その他、国の施策でもあるNISA、iDeCo、ふるさと納税といった個人でできる年金、税金対策なども学び、マネーリテラシーを高めていきます。

初歩的なところからですが、機会がなければなかなか考えることもない、そんな内容は若手社員にも最適な内容となっております。

ファイナンシャルプランニング研修3~自分の目標を定めよう!

以上を踏まえて、キャリアライフプラン、ファイナンシャルプランニングをしていきます。自分の目標は何なのか、それを達成するのに必要なお金は、いつまでにいくらなのかなどを学びます。

目標金額を達成するためにできること、日々のお金の使い方など、自分の人生をどのように生きていくのかを計画していきましょう!

マネーリテラシーには格差がある

20241015

簡単にではありますが、「FP研修」の具体的な内容についてご紹介いたしました。

こちらの研修は年齢関係なく必要な知識ではありますが、若手社員向けに導入される企業さまも多く、いずれの研修時にも受講者の中に「NISAを始めています」といった若い世代がかならずいらっしゃいます。

若手社員でも、お金について高い意識を持つひとはかならず一定数いるわけですね。一方、ほとんどの方は「研修がなければ、お金について考える機会がなかった」とも言います。

つまり、マネーリテラシーには格差があるということです。もちろんファイナンシャルプランニングというのは個人の人生のことですし、自発的に考えるべきことです。

しかし自社の社員が自分自身で人生を構築するために、会社として「お金」について「考える」「機会を提供する」というのは、大げさかもしれませんが「よりよい人生を生きるために働いてくれる」人たちに対する新しい責務、という考え方につながっていくのかもしれません。

人は自身の人生のために働きます。人生の目標が定まった人は、目標の実現に向けて収入を増やそうと仕事に打ち込みます。

「FP研修」を取り入れることで、社員のパフォーマンス向上も期待できるということ。
結果的に「社員のため=会社のため」になる「FP研修」、ぜひ取り入れていただければ幸いです。

くわしい内容について気になる方は、ぜひ当社までお問い合わせください。

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