「諸戸、ふたたびカナダに行くってよ」

20240627

今年は平年より梅雨入りが遅く、先週になって関東でも梅雨入りしたようです。

よりによって先週は怒涛のアポイント週間で、久しぶりに激しい雨に見舞われた日もアポイントが6件も入っておりました。
久しぶりにびしょぬれを体験して、自称”晴れ女”の肩書をそっと下した諸戸です。

そんなこんなで、あっという間に7月、夏を迎えますね。
今年の日本は猛暑になるとの予報もあるようですが、すでにその兆候も見られる毎日です。皆様もどうぞお身体をご自愛くださいね。

さて、今回のテーマは
「諸戸、ふたたびカナダに行くってよ」
私、今年の夏もカナダに行ってまいります!

昨年、私は約5週間ほど、カナダのモントリオールに滞在し、日本にいる時と同じようにお仕事をし、子供達を現地のサマースクールに3週間通わせる生活を送りました。

2023年のカナダ滞在記はこちら

今回は、昨年の貴重な体験に引き続き、私がふたたびカナダ滞在をする理由をお話しします。

目次

子どもたちの成長

サマーキャンプ

昨年の渡加でもっとも強く感じたのは、子どもたちの確かな成長でした。

見違えるほどに主体性が高まったのです。年齢的なものもあるかもしれませんが、目に見えて「あれもやりたい、これもやりたい」という意欲が出てきました。

そして何よりカナダでの生活は、子どもたちに自身を与えてくれました。
こうした子どもたちの変化を見ていると、やはり小さい頃からグローバルな感覚を身につけることは、とても大切なのだと痛感します。

言語が多少通じなくても、ペラペラと話ができなくても、まずは世界に触れ、直接出会うことで、いろんな国の人たちと仲良くなれる。遊びやスポーツ、体験を通じて友達にだってなれるー

この出会いに国境、人種、言語は関係ありません。世界にはいろいろなバックボーンを背負った、多種多様な人がいて、しかし、違いがあってもコミュニケーションは取れるし、受け入れ合い、仲良くなれます。

「あの子はとても優しい子」「こんなことを気づかってもらった」といった報告を受けるなかで、子どもたちは「人の本質」に触れ、友達作りをしており、とても良いことだと感じられました。

そして、こういった「多様性」の中で、子供たちは本質でのコミュニケーションを通じ、自信を深めてくれたのかと思います。

素晴らしいカナダでの体験!でも…

モントリオールの街

子どもたちにとっては最高の体験だったカナダでの生活ですが、私は少々の物足りなさも感じていました。

体験、経験には「継続」もとても大切なファクターです。

もちろん子供たちは日本在住者ですし、「体験」をするためにカナダに渡り、帰国してきました。

そしてふたたび日本での生活が始まります。
すると、当たり前の話ですが、「日本の生活」に馴染んでいくわけです。
カナダでの体験が消えることはありませんが、新しい日本での体験が、カナダの体験の上にどんどん蓄積されていきます。

体験はなくなりませんが、やはり失ってしまうもの、また元通りになってしまうものがあるのも事実です。
これを解消する方法のひとつとして、「定期的にインプットする」のが有効なのではないか、と考えました。

体験は消えませんが、体験で得たものは薄くなっていく。そして忘れ去る前に、ふたたびインプットする…

そしてもうひとつ、サマースクールの期間が「3週間では足りない」という物足りなさも感じていました。

言葉にも慣れてきて、自然と英語が口に出るようになったかな…というタイミングでの帰国となってしまい、どうにも勿体ないなあとも感じておりました。

この「定期的」「期間」というのが今年の課題かもしれないと考えたのです。

先々のことはわかりませんが、まずは今年の渡加では、去年よりも長い「6週間」のスクール生活を決め、可能であれば今後、定期的に海外で学びを深める機会を提供できたらと思うものです。

充実したスクール体験

昨年のカナダ滞在時、子供たちは現地のサマースクールに参加しました。

このスクールでの日々が本当に素晴らしい体験となり、今年のカナダ行きを決めた大きな理由でもあります。

しかし、昨年の体験が素晴らしかったがゆえに、
「他にどんな素晴らしいスクールがあるのだろうか」と、こんな欲も出てきてしまいました。

昨年は親子ともども、すべてが初めての体験で、サマースクールも「まずは慣れる」ということを主軸に選んだのですが、他のスクールではどのような教育を取り入れているのか、どのようなカリキュラムなのかを知りたい、体験させたい、と思うようになりました。

今年は6週間の中で、4ヶ所のサマースクール体験を予定しています。多種多様なスクールを選んだつもりなので、スクールによってどんな違いがあるのかもとても楽しみです。

子どもたちに負担にならないかと心配もありつつ、新しい学びや発見があること、大いに期待しております。

子供たちにキャリア教育、グローバル教育を!

勉強する子ども

子どもたちが通うのは、地元モントリオールの子どもたちが主に通うサマースクールです。私たちのような海外からの体験者もいるかもしれませんが、基本的には現地に住んでいる子どもが多く、夏休み中の働く両親にとって「学童保育」のような役割も担っています。

モントリオールでは英語もかなり通じますが、公用語はフランス語です。フランス語を母国語とする子どもたちがサマースクールで英語を学ぶケースも多く、私の子どもたちが通うスクールにも多くの地元の子どもたちがいるはずです。

これは、私の子どもたちにとって、周囲との言葉の壁が少々低くなることを意味します。英語を学ぶという意味において、現地の子も私たちの子どもも、「第一言語ではない」という点においては同じなので、それほど疎外感を感じないのではないかな、と考えております。

そして、現地の人が受ける教育をそのまま、私の子どもたちにも体験させてあげたいと同時に、モントリオールではどのような英語教育がされているのかにも、とても興味があります。

私の大きな目標の一つに、

「子どもたちのキャリア教育」「グローバル教育」

というのがあります。

この目標に向かって今は、事業構想を練るべく情報収集中といったところなのですが、私の子どもたちの体験を通じてリサーチしているという側面もあります。

日本の子どもたちに、子どもの頃から「キャリア」を意識し、グローバルな感覚を身につけ、自分の未来を見据えて欲しいと願っているのですが、まずは自分の子どもたちから!ということですね。

素晴らしい環境

昨年に引き続き、カナダのモントリオールを滞在地に選んだのは、やはり環境が素晴らしかったというのがあります。生活、気候、すべてが過ごしやすく、また、多言語地域というモントリオールならではの特性は、言語習得にも、グローバル感覚を養う点においても非常に魅力的でした。

何より素晴らしいのは、他言語に寛容なところ。英語でもフランス語でも、そしてヘタクソでも!あまり気にする人がいないというか、自然と受け入れてくれているように感じられます。

私も子どもたちもそれほど英語力が高いわけではありませんが、フランス語圏なのでそれは向こうも同じ。お互いに分かりやすい英語でコミュニケーションを取り、そして耳からは自然とフランス語も入ってくるものです。

第一言語を話す「ちゃんとした英語」を学ぶには適していないのかもしれませんが、伝えてみることの重要さ、完璧に話せなくてもお互いに理解し合えるという感覚、もっとしっかりと伝えられるようになりたいという向上心、非言語能力を磨くコミュニケーションという面において非常に良い環境です。

生活する面においても不便なく不満もないのですが、やはりお米が食べたい!ということで、今回は小さい炊飯器を持参することになりました。それでもやはり、大変魅力的で過ごしやすいモントリオールという街に、炊飯器を持っていっても!滞在したいのです。

私のライフキャリア

道

上記の通り、生涯にわたって成し遂げたい、私のライフキャリアであり、目標でもある
「子どもたちのキャリア教育」「グローバル教育」についてのお話を深堀りしましょう。

昨年は、ただ漠然と「子どもたちにキャリア教育を提供したい」「グローバル教育の重要性を確認したい」といった想いを持ちつつ、まずは世界を見て、体験したいとの考えでカナダに行きましたが、その目標は今、より具体的になりつつあります。

今回のカナダ滞在は、頭の中にある「子どもたちのキャリア教育」「グローバル教育」の事業化に向け、実現可能な構想に変換する、そんな時間にしたいと考えています。

また、昨年に引き続き、現地でしか会えない人、お話ができない人との出会いをとても楽しみにしています。

日本とモントリオールとの時差は13時間。生活が真逆になる時差です。これは日本とのお仕事において不利に働く一方、メリハリがつく、という思いもよらない「メリット」もありました。

そして、モントリオールに滞在するということは、日本にいる時には時差の都合で難しかった他の国—アメリカやヨーロッパの人達—と会話しやすいということでもあります。

メリハリをつけて自分の時間を捻出し、その時間でグローバル教育構想を練り、現地や他の国の人と交流し、リサーチしてきます。

海外に駐在し日本法人で働く日本の方、海外で起業した日本人の方と、可能な限り、お会いできればと考えております。

そして何より!色々な国に滞在中の現地で子育てをしている日本人の親御さんとお話ししたいのです。

子どもたちの未来を見据えたグローバル教育やキャリア教育の重要性について、興味関心があり、自分事として考えられる保護者の方の「生の声」を聞きたいのです。

ピンときた方はぜひ、お気軽にお声掛けください。

自分と対峙する

お客さまのご理解あってこそ!のありがたい環境ではありますが、(とても感謝しております。本当にありがとうございます!)
私にとって、カナダ在住時は、意外とノンストレスに近い環境となります。

昨年の気付きとして、時差の関係で仕事と生活の時間が完全にセパレートする生活は、忙しい中にもメリハリがあり、日本にいる時よりも多く、自分のためだけの時間を作ることができました。

もちろん普段から考えたいこと、考えなければいけないことはたくさんあります。しかし、仕事と育児がオンタイムで並行する日本では、急ぎの案件や顕在化されたニーズに対応する日々の生活に追われ、なかなかその時間を設けることができません。

モントリオールでの生活は、その時間が強制的に生まれます。子どもたちを学校に送り出してからお迎えの時間まで、日本は深夜です。日本が休んでいる、この時間を使って、たくさん「考える」ことをしたいと思っております。新しい事業のこと、自分の夢、子どもたちのこと…考えることはたくさんあります。

「急ぎでないが重要なこと」を考えなければならない時、強制的にでも時間を設けることがとても大切なのではと思います。

この時間から何が生まれるのか、今からとても楽しみです。

自ら示したい教育のカタチ

20240627

子どもたちを連れて長期間、海外に在住し現地の学校に通わせる…よく考えればとても贅沢なことです。これって親のエゴかもしれないし、わがままなのかもしれません。お金もそれなりにかかります。仕事や生活スタイルによっては、望んでも体験できない方もいるでしょう。

しかし、それでも子どもたちのキャリア教育、グローバル教育の大切さ、そのためにできることを探したいー
私は私なりに、こんなことを考えて、こんなことにチャレンジしてみて、こんな良いことがありました、と、言える体験がしたいと思っています。

そして、
この体験が日本にいる子どもたちも、日本にいながらにしてできるような仕組みを作ってみたいのです。どこにいても世界と繋がれる教育が受けられるようになれば、素敵なことではありませんか?

私の考える「子どもたちのキャリア教育」「グローバル教育」が事業化に向かって進み始めることを期待しております。

そしてこれは私ひとりの力で成し遂げるのは難しいとも考えております。
理念に賛同いただける方、是非!一緒に探してみませんか?
ご連絡、いつでもお待ちしております。

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